【小説】社内恋愛

今時の社内恋愛をテーマにしたオムニバス小説

【社内恋愛】やっと二人きりになれた…(夏目美久)

美久はリビングに戻ると、我慢できずにラグに座る航平に擦り寄る。ずっと二人きりになりたかった美久は、欲望のまま航平の腕を組み、そのまま航平を見上げる形でキスをした。 「どうしたんですか?」 航平は体を仰け反らせ、キスを振りほどく。キスをした瞬…

【社内恋愛】洋介を睡眠導入剤で眠らせる…(夏目美久)

美久がダイニングテーブルに目をやると、洋介が今にも寝そうな体勢でダイニングテーブルにしがみついている。かろうじてイスから転げ落ちそうなのを必死で堪えているのだ。 普段美久は不眠症の気があり、睡眠導入剤を服用している。仕事のことが頭から離れず…

【社内恋愛】美久の寝室で眠れる…(江口洋介)

急に眠気が襲ってきた。目の前の景色が、ぐるぐると回り出す…。洋介は堪らず、ダイニングテーブルにしがみつく。そうしないとイスから転げ落ちそうになるからだ。 「そんなにも飲んだのだろうか…」洋介は薄れていく記憶わ辿るが、居酒屋でビールを2杯、ハイ…

【社内恋愛】抑えきれない衝動…(夏目美久)

タクシーを降りた3人は、近くのコンビニで缶ビールを買い、美久の部屋に向かった。部屋に着くなり、航平が定位置であるラグの上に腰掛ける。美久はこの光景が好きだった。男が自分の部屋でくつろいでいる姿は、自分に心を許してくれていると、美久には思える…

【社内恋愛】高まる美久への想い…(江口洋介)

美久の家に着くと、航平は定位置であるラグの上に腰掛ける。部屋の主である美久は当然ソファーの上だし、洋介は、美久により近い位置に平然と座る航平に腹立たしさを感じていた。いつしか、二人とは少し離れたダイニングテーブルが洋介の定位置になっている…

【社内恋愛】恒例となった美久の部屋…(内村航平)

美久の家に着くと、航平は定位置であるラグの上に腰掛ける。けして誰かに決められたわけではないが、何度か訪れていると、自ずと座り位置が固定されてくる。部屋の主である美久は当然ソファーの上だし、洋介は性格なのか、リビング横の少し離れたダイニング…

【社内恋愛】美久が抱く航平への密かな恋心…(夏目美久)

美久は航平に密かな思いを抱いていた。年齢は年下ではあったが、同時期に入社し、会話する機会も多かったし、多くのCAと同じように航平との仕事は気持ちが高まるのだ。特に美久にとっては、航平が自分のことを認めてくれる、頼りにしてくれる、期待してくれ…

【社内恋愛】恋愛体質の美久が男を虜にするテクニック…(夏目美久)

美久は一言でいうと恋愛体質であった。地元である函館から上京し、東京で生活するにあたってまず美久の心の中を占めたのは寂しさだった。知り合いはいない、友人はいない、そもそも誰一人として美久の存在を認識するに至らないのだ。 そんな美久の心の大きな…

【社内恋愛】人の役に立ちたい…(夏目美久)

夏目美久。28歳。航平や洋介と同じ人材紹介会社でキャリアアドバイザーをしている。不動産会社の事務職から転職し中途入社で今の会社に入社した。入社したのは2年前なので、入社時期でいうと航平たちと同時期にあたるのだが、短大を卒業して5年間不動産会社…

【社内恋愛】芽生えてしまった恋心…(江口洋介)

そんな洋介にとって、美久は一緒に仕事をしやすいパートナーであった。クライアントから聞いた洋介の要望を否定することなく、洋介と一緒になって考えてくれる。美久はキャリアウーマンというタイプではなかったが、元来人の役に立ちたいという気持ちが人一…

【社内恋愛】同期に言えない密かな妬み…(江口洋介)

江口洋介。26歳。航平と同じ人材紹介会社の横浜支店で働く営業マンだ。航平とは同期入社であるが、大学受験に一浪した為、年齢は航平の一つ上にあたる。同期入社は20名いたが、そのほとんどが渋谷にある本社での配属であり、横浜支店での配属は、航平、絵美…

【社内恋愛】疑似恋愛を意図的に妄想させる…(内村航平)

そんな航平は当然CAの間でも人気が高い。それは単純に仕事が出来るだからだけではなく、航平の一緒に仕事を進めるという姿勢が、CAとして期待されていることと思わせるからだろう。人は期待されるとやはり気持ちが高まるのだ。特に女性は仕事そのものの成果…

【社内恋愛】仕事も恋もコツがある…(内村航平)

内村航平。25歳。大手人材紹介会社横浜支店にて勤務。新卒入社し3年目の営業マンである。3年目ともなると、仕事にも慣れ、後輩もでき、自分のペースで動けるようになる。事実、航平は営業部門の一チームのリーダーとして、組織の売上責任は負わないものの、…