【小説】社内恋愛

今時の社内恋愛をテーマにしたオムニバス小説

【社内恋愛】夏目美久(28歳)の場合 vol.12

「じゃ、ご希望通り、今日はここまででおしまいね…」

 

美久がそう言うと、航平は安堵とも落胆ともとれる表情で、何かを言いたげだ。

 

美久は、「麗子さんの言う通りだ…」と内心嬉しく思いつつ、何も無かったかのように、ソファに腰掛け、飲みかけのビールに口をつける。「ぬるい…」と思ったが、喉の渇きを潤すには十分だった。

 

「今日は、意外な航平が見れて良かった…」

 

短パンジャージを履き直し、同じくソファに腰掛けた航平にそう声をかけると、まるで睨むように航平が美久を見つめる。

 

「どういうこと?」

 

航平はいつも通り淡々と反応したつもりだろうが、いつもより弱々しい口調に、美久は自分が主導権を握っていると再認識できた。オマケに航平の股間がまだ大きく膨らみを帯びている姿に、可愛らしさまで感じる。

 

「可愛い航平を見れたってこと!いつもはクールで感情を表に出さないから…」

 

美久がそう言うと、

 

「そういうことね…」

 

と、航平が今度はクールに答える。

 

「美久さん、俺…」

 

航平は美久に近づき、キスをしようとする。顔の向きを変え、キスを遮ると、航平は首筋にキスをしてくる。

 

美久は敏感にアソコが疼くのを感じながら、

 

「ダメ…止めたいって言ったのは航平だよ…」

 

と、身体を仰け反らせ、抵抗する。大好きな航平が舌を這わせただけで、こんなに感じるなんて、自分でも驚きであった。

 

「それは…」

 

と、航平は困った表情をしたが、もう止められないという感じで、仰け反った美久の体を抱きしめると、耳を舌先で舐めてくる…

 

あっ、ダメ…彼女がいるんでしょ…」

 

抵抗しないと、キスだけでイッてしまいそうになり、発した言葉に航平は苦々しく顔を歪める。

 

「洋介も起きちゃうよ…社内恋愛はダメなんでしょ…」

 

美久は、先ほど航平が抵抗した理由を並べ、キスを振りほどく。

 

「ね、今日はここまでにしよっ…」

 

と、美久が諭すと、航平は真剣な表情をし、今度はゆっくりとキスをされる。タオル地のスエットの下には何もつけていない為、その上から胸を触れられただけでも、航平の手の温もりが直に伝わってくる…

 

航平にも、美久の火照りが伝わったのか、キスをしながら、親指で乳首を転がされると、身体中に電気が走り、美久も抵抗する気力が奪われていく…

 

「美久さんも我慢できないんじゃない?」

 

航平は表情を変えず、そう言うと、乳首を転がしていた右手で、スエットにくっきりとついた美久の割れ目に沿い、親指でなぞり突起を弾かれると、

 

ああんっ…」

 

と堪らず大きな声が出てしまった。秘部がヒクヒクしているのも自覚すると、自然と胸の鼓動も大きくなる…

 

見ると、ショーツもつけていないスエットは秘部を中心に円を描くように、ハッキリと変色していた…

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