【小説】社内恋愛

今時の社内恋愛をテーマにしたオムニバス小説

洋介

【社内恋愛】江口洋介(26歳)の場合 vol.6

10分ほど経ったのだろうか…美久と航平の会話が途切れ途切れに聞こえてくるが、その会話は聞き取れないものの、それ以上の行為に至らなかったことが窺い知れる。 洋介は、美久から発せられた喘ぎ声を反芻し、股間がはち切れんばかりに欲望を抑えきれなくなっ…

【社内恋愛】江口洋介(26歳)の場合 vol.5

「あっ、いやっっ…」 リビングで意図せず美久から漏れた一際大きな躊躇い声で、洋介は目を覚ます。一瞬自分がどこにいるのかわからず焦ったが、部屋の片隅に無造作に投げ捨てられている美久のスーツやショーツを見て、美久の部屋で眠りについてしまったこと…

【社内恋愛】美久の寝室で眠れる…(江口洋介)

急に眠気が襲ってきた。目の前の景色が、ぐるぐると回り出す…。洋介は堪らず、ダイニングテーブルにしがみつく。そうしないとイスから転げ落ちそうになるからだ。 「そんなにも飲んだのだろうか…」洋介は薄れていく記憶わ辿るが、居酒屋でビールを2杯、ハイ…

【社内恋愛】高まる美久への想い…(江口洋介)

美久の家に着くと、航平は定位置であるラグの上に腰掛ける。部屋の主である美久は当然ソファーの上だし、洋介は、美久により近い位置に平然と座る航平に腹立たしさを感じていた。いつしか、二人とは少し離れたダイニングテーブルが洋介の定位置になっている…

【社内恋愛】芽生えてしまった恋心…(江口洋介)

そんな洋介にとって、美久は一緒に仕事をしやすいパートナーであった。クライアントから聞いた洋介の要望を否定することなく、洋介と一緒になって考えてくれる。美久はキャリアウーマンというタイプではなかったが、元来人の役に立ちたいという気持ちが人一…

【社内恋愛】同期に言えない密かな妬み…(江口洋介)

江口洋介。26歳。航平と同じ人材紹介会社の横浜支店で働く営業マンだ。航平とは同期入社であるが、大学受験に一浪した為、年齢は航平の一つ上にあたる。同期入社は20名いたが、そのほとんどが渋谷にある本社での配属であり、横浜支店での配属は、航平、絵美…